◎…20日は二十四節気の「大寒」。一年で最も寒さが厳しいころとされ、今朝の県北部は雪模様となった。
◎…清酒「作州武蔵」などで知られる一宮の難波酒造では大吟醸の寒仕込みが始まっている。冷気に芳じゅんな香りが漂う中で、熟練の蔵人たちが作業。早朝、「甑(こしき)」と呼ばれる蒸し器で県産の酒米・山田錦が蒸し上がると、真っ白な湯気が酒蔵に広がった。外は一面の雪景色。
◎…「冬は雑菌が少なく酒造りに最も適した季節。最高品質の酒ができます」と難波秀之専務。2月25〜27日には恒例の「蔵開き」を開く予定。
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蒸し上がった酒米から立ち上る湯気=難波酒造で