二十四節気「立春」 早春の風物詩ネコヤナギ 銀白色の花穂を膨らませる/岡山・鏡野町

二十四節気 寒空の下、花穂を膨らませるネコヤナギ=岡山県鏡野町西屋で
寒空の下、花穂を膨らませるネコヤナギ=岡山県鏡野町西屋で
         

 きょう3日は、二十四節気の「立春」。春の気配が立ち始めるころとされる。一方で今週は冬型の気圧配置が強まり、山地などで雪が降る見込み。

 岡山県苫田郡鏡野町奥津地域の吉井川沿いでは、寒空の下、ネコヤナギが銀白色の花穂を膨らませ、ふわふわした小さな穂が陽光を浴びて輝き、山から吹き下りる冷たい風に揺れている。雪解け水が流れ込む清流もキラキラとまばゆい。

 かつてはいたる所に自生した早春の風物詩だが、河川改修などのため見かけることが少なくなった。日だまりの中でそっと季節の移ろいを告げる姿が愛しく思える。

寒空の下、花穂を膨らませるネコヤナギ=岡山県鏡野町西屋で
寒空の下、花穂を膨らませるネコヤナギ=岡山県鏡野町西屋で


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