きょう(5日)は二十四節気の「芒種」。穂の出る穀物をまく頃とされ、市内では田植えがピークを迎えている。
中島地区を流れる嵯峨用水では、昔ながらの「水揚げ水車」2基が1日から回り始めた。水車の回転とともに8本の管が水をくみ上げ、しぶきをあげながら田に流し込んでいく様子は風情が漂う。
長年水車を回し続けた故・坂本藤四郎さんの思いを引き継ぎ、地元の農業・山根節夫さん(84)が管理。「水車も老朽化し、いつまで続けられるかわからないが、今年も無事回すことができてよかった」と山根さん。稲刈り前の8月下旬まで回り続ける。
