岡山県津山市の高野神社で18日、「夏越大祓（なごしのおおはらえ）」（夏祭り）が開かれる。二宮子供龍神太鼓が３年ぶりに奉納演奏を行うほか、参道石段などにあんどん約80個を並べて幻想的な明かりを浮かび上がらせる。
二宮子供龍神太鼓は地元の向陽小学校、一宮小学校の11人。本年度最初の演奏に向け、オリジナルの「飛翔」「龍神」といった曲の練習に励んでいる。息の合ったばちさばきで力強い音を響かせ、アドリブのソロパートも交える。
小学校６年の山本彩葉さん（11）は「重なり合った音の良さをみなさんに感じてもらえるよう頑張る」。小学校4年の水杉和馬君（9）も「聴きに来てくれた人が笑顔になれる音を遠くの人まで届けたい」と張り切る。指導者の畑裕子さん（66）は「コロナの影響で夏祭りで披露する機会がないまま卒業していったメンバーの思いも背負って本番を迎えたい」と話す。
当日は午後2時から8時まで境内に屋台が出店。5時から神事があり、龍神太鼓は6時半ごろに登場（小雨決行）する。石段などに二宮保育園の子どもたちが絵を添えたあんどんを設置。日没後に点灯し、柔らかな明かりが境内周辺を包む。
また茅（ち）の輪くぐりが17日から24日まででき、人形（ひとがた）の奉納や福引きの受け付けを行う。
問い合わせは、同神社（☎0868‐28‐1978）。
