二宮地区自主防災防犯会(後藤尚則会長)による防災講習会が5日、二宮公民館=岡山県津山市=で開かれ、コロナ禍を想定した避難所での心得や感染リスクを低減させる工夫について認識を深めた。
15町内の住民や役員、消防団員ら約30人が参加。市危機管理室の担当職員が、マスクやアルコール消毒液、接触感染を防ぐ使い捨てのビニール手袋、上履きといった個々に携行すべき非常時の持ち出し品からアドバイスした。避難所では3密(密閉、密集、密接)を極力避けるのをはじめ、発熱やせきなどの症状がある人のための別室を設け、受付で体調をよくチェックするなどのポイントを説明した。
この後、手分けをして避難スペースに間仕切りを設置。畳大のプラスチック段ボールをテープで張り付けてコの字形にし、通路も考えながら床に固定していった。
一人暮らしの女性(78)は「水害に備えて持ち出し品は用意しているが、今はコロナ対策も大事。間仕切りは案外早く組み立てられたが、自分の居場所を確保するだけでなく、避難所の運営にもできる限り協力したい」と話していた。
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避難スペースに間仕切りを設置する参加者
二宮地区自主防災防犯会による防災講習会/岡山・津山市