持ち主の成長や環境の変化とともに役目を終えた人形たちを弔う「人形供養祭」が1日、岡山県津山市高野本郷の黒住教津山中教会所(田淵啓之所長)で厳かに営まれた。
今年で34回目を迎える恒例の儀式。寄せられたひな人形や日本人形、ぬいぐるみ約70体と古くなった神具やお札の前で、田淵所長が祝詞を奏上。信者や地域住民ら10人が玉串を供え、感謝の気持ちを込めて手を合わせた。この後、全員が安らかな眠りを祈りながら大釜で焚(た)き上げた。
福井の近藤泉さん(72)は「さまざまな理由で手放す形になったとしても、さまざまな思いや思い出が詰まった人形を丁寧に扱い、最後まで見送ることは大切だと思う。ぜひ若い世代も参加して人形供養祭を次世代へと引き継いでいってほしい」と話していた。
