「岡山デスティネーションキャンペーン」(DC)のプレキャンペーンに合わせ、JR西日本岡山支社は24日、津山線の岡山―津山間で企画列車「美作国やまもり号」を運行した。観光客らが地元食材を詰め込んだ特製弁当などを味わいながら、おもてなしの旅を楽しんだ。8月7日、21日、9月4日、18日にも走る。
2022年夏の大型観光企画であるDCに先駆けて実施。国鉄車両の塗装を再現したノスタルジー車両(2両編成)を使用した。岡山発の上りには約60人が乗車。山菜を取り入れたばらずしが車内で提供され、途中停車駅の亀甲駅では「作州忍者鶴山隊」の歓迎を受け、たまごかけごはんを味わった。津山駅に到着し改札を出ると、「ようこそ!城下町津山へ」の横断幕などが温かく出迎えた。津山駅からは周遊観光バス「美作国 温泉・自然バス」が出発し、1泊2日のツアーを満喫した。
亀甲から津山までの車内でクイズやパフォーマンスをした鶴山隊の河部克己隊長は「県北の魅力をもっとみなさんに知ってもらい、旅を楽しんでほしい」と話した。
列車の料金は片道大人6000円、子ども5000円。周遊バスは2日間で1万2000円(宿泊代などは別途必要)。同支社のふるさとおこしプロジェクトホームページの特設ページで紹介しており、6日前までに申し込む。
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「美作国やまもり号」で津山駅に到着し、歓迎を受ける乗客