文化庁の伝統文化親子教室事業で茶道を学ぶ子どもたちの「進級・進学お祝い茶会」が16日、勝北公民館=岡山県津山市=で開かれ、来賓や保護者らに日ごろの研さんの成果を示した。
茶道・表千家流教授の濃野榮子さん(72)が指導する「小・中学生茶道教室」と「津山伝統文化茶道教室」の幼児から高校生まで8人が参加。相伝授与などに続き、津山東中学校1年の宇佐美多笑さん(13)が、立礼卓(りゅうれいじょく)でお点前を披露した。
約20人が見守る中、落ち着いた所作で茶せんを振り、抹茶をたてた宇佐美さん。新型コロナウイルス対策のため、お茶は来客には出さず、自分で飲む「自服」を行った。席で見学した教室生たちは礼儀・作法やおもてなしの心を身につけようと、さらなる精進へ決意を新たにした様子だった。
宇佐美さんは「緊張してミスもあったけど、無事にお茶をたてることができてよかった。この1年間、頑張って学びたい」と話していた。
3月22日に予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でこの日に延期した。
また津山署による夏休み交通安全教室もあった。
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お点前を見守る参加者