津山市出身で鳥取県のサッカー強豪校・米子北高校3年のMF佐野航大選手(18)が、J2のファジアーノ岡山に来季入団することが内定し、13日に同校で会見が行われた。兄の海舟選手(20)もJ2の町田ゼルビアで主力として活躍しており、兄弟でのJリーガー誕生となる。
佐野選手は鶴山小学校、中道中学校出身で、市内のクラブチームFCヴィパルテで活動し、兄と同じ米子北高に進学した。1年時からエースナンバーの背番号10を背負い、中心選手として活躍。今夏のインターハイでは準優勝に輝き、大会優秀選手にも選ばれた。
会見で佐野選手は「小さいころからのプロサッカー選手になる夢を地元岡山でかなえることができ、うれしい。自分の長所であるドリブルやパス、ゴール前での冷静さ、アイデアを存分に発揮してJ1昇格に向けて頑張りたい」と抱負。
ファジアーノを選んだ理由については「兄と対戦する確率が高いし、地元でもある。練習に参加した時にベテランや若手の選手からの気軽な声かけがあり、この環境ならやりやすいし、練習のレベルも高く成長できると思った」と説明。「開幕スタメンに入ってチームに貢献し、ゴールもアシストもしっかり結果を見せて1年目から活躍したい」と意気込んだ。
同席した鈴木徳彦代表取締役ゼネラルマネージャーは「地元岡山出身であることも含め、注目してきた選手。来季さらに力をつけ、J1昇格や日本を代表する選手になっていけるよう一緒に取り組みたい」と期待を込めた。
赤色のユニホームを身にまとった佐野選手は笑顔を見せ、プロとしての決意を新たにしていた。
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来季、ファジアーノ岡山への加入が内定した津山市出身の佐野航大選手