津山東高校普通科体育分野のフルマラソン第37回「チャレンジ42・195km」が2022年12月14日、同校(岡山県津山市林田)を発着点に行われた。本年度で同分野に残る生徒全員が卒業するため、37年続いた伝統も最後となり、3年生12人が気合いを入れて臨んだ。
1985(昭和60)年に普通科が3類型に分かれ、体育コースなどが設置された。その翌年に第1回目が始まり、今まで多くの生徒たちが果敢に自己の限界に挑んできた。
開会式では園田哲郎校長が「ここで終止符が打たれるのは寂しく思うが、無理をせず有終の美を飾ってもらいたい」と激励。小雨の中、男子8人、女子4人は保護者や教員、同級生らの声援を受けながら勢いよく走りだし、加茂町塔中の市役所加茂支所を折り返し地点に市内を駆け抜けた。走者の寺坂十楽さん(17)はスタート前のインタビューで「みんなに元気と勇気を与えられるように、走りきる」と意気込んでいた。
同分野長の片山哲也教諭は「地域の人やOBも含め多くの人たちに支えられてきたことに感謝している。みな困難を乗り越える心身を身に付け、将来に生かしてほしい」と話した。
体育分野3年生限界に挑む津山東高・最後のフルマラソン
- 2022年12月14日
- 教育・保育・学校