作陽高校男子・女子サッカー部、全国大会へ

教育・保育・学校 作陽高校男子・女子サッカー部、全国大会へ
         

 作陽高校(八出)の男子、女子サッカー部が、12月から来年1月にかけて行われる全国大会に臨む。アベック出場は3年ぶり。新型コロナウイルス感染拡大で挑戦できる舞台が限られた中、「出場権を絶対に手にしたかった。皆の思いをぶつけにいく」と意気込む。
 男子は、第99回全国高校サッカー選手権を戦う。10月31日の県大会決勝で岡山学芸館を2―0で破り、3年ぶり24回目の出場を決めた。12月31日に神奈川県の等々力陸上競技場で石川の星稜と対戦する。
 151人の部員を抱え、伝統のパスサッカーに加えて今年は縦に速い攻撃を武器にしている。「津山、岡山県の代表として、優勝目指して1戦1戦全力を出す」とボランチの奥龍太郎主将(18)。
 女子は、第29回全日本高校女子サッカー選手権に臨む。13年連続13回目の挑戦。11月9日の中国地域予選決勝で広島のAICJに4―0で完勝し、第1代表の座をつかんだ。1月3日に兵庫県の三木総合防災公園陸上競技場で静岡の常葉大付属橘と対戦する。
 部員50人中の30人を出場選手として登録した。守備は前線プレス、攻撃はポゼッションが持ち味だ。ボランチやサイドバッをこなす岡本亜子主将(18)は「前回は初戦で敗退しており、一戦でも多く戦いたい。高いモチベーションの中で練習できている」と自信をみせる。
 残りの部員は、同校育成チームのソルフィオーレFCのメンバーとして、第24回全日本U―18選手権(1月3日〜、大阪府)、第2回日本クラブユース大会(同9日〜、群馬県)に出場する。
 今年は、夏の全国高校総体(インターハイ)が中止になった異例の年。校長の野村雅之総監督と男子の酒井貴政、女子の池田浩子両監督は「行動の制限もある中、晴れ舞台を用意してくれたことへの感謝の気持ちを忘れてはいけない」と話す。

3年ぶりの全国大会アベック出場を決めたサッカー部の奥主将(右から2人目)と岡本主将


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