岡山県津山市内の市立の小中学校が新型コロナウイルス感染拡大に伴う臨時休校を終えて7日から再開するのを前に、市教委は2日、保護者を対象にした感染予防策の説明会を津山市山北の市総合福祉会館で開いた。
津山総合病院感染症内科特認部長の医師・藤田浩二さんが講師を務めた。幼稚園や保育園も含め、市内各PTAの会員約60人が参加した。
手指衛生とマスクの適正使用、三つの密(密閉、密集、密接)の回避が特に大切で、これだけで対策として80点を超えると強調。「若い人が患ってもかぜに似た症状で済むかもしれないが、自身を守ることが、免疫力が低下した年配者ら弱者を守ることにつながる」と訴えた。
最悪を想定して計算した場合、県内の感染のピークは5〜6月で、り患者は6000人超、入院患者は3000人超、超重症者は300人になると指摘。病院の収容能力不足や新型インフルエンザの同時発生を恐れているとし、「今がしっかり対処すべき時。津山が最後まで乗り越えられるかは一人一人にかかっている」と呼びかけた。
説明会の内容は動画投稿サイト・ユーチューブにアップされる。
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新型コロナウイルスの感染予防策を学ぶPTA会員
保護者を対象にした新型コロナ感染予防策の説明会ひらかれる/岡山・津山市
- 2020年4月4日
- 医療・福祉