修学旅行で高梁市の小学6年生が20日、県郷土伝統的工芸品「作州絣(かすり)」を見学に西今町の作州絣工芸館を訪れ、機織りなどの手仕事を体験した。
県北部を1泊2日で巡るプランの一環で、川面小と中井小の計13人が参加し、同絣保存会の日名川茂美会長が明治期からの伝統を持つ綿織物であることを説明。
続いて各自が小さな卓上機で織りの作業を実践し、横糸に好きな色糸を組み合わせて会員にアドバイスを受けながら杼(ひ)をくぐらせ、カラフルなコースターを仕上げた。
この後、希望者は先染めの絣糸を掛けた高機での本格的な織り、ワタによりをかけながらの糸つむぎにもチャレンジ。
中井小の内藤未咲さんは「コースターは思ったよりきれいに出来ていい記念になった。絵柄を入れながら織る絣はすごい技術だと思う」と話した。
一行はこの日、鏡野町の苫田ダムも見学し、真庭市の蒜山高原に宿泊した。
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絣の機織りを体験、見学する高梁市の小学6年生
修学旅行で作州絣を見学
- 2022年10月21日
- 教育・保育・学校