津山野球協会創立80周年を記念した「正田耕三 野球教室 サポーテッド・バイ・ショウワコーポレーション」が30日、岡山県津山市勝部の津山スポーツセンター野球場で開かれた。広島東洋カープで活躍し首位打者にも輝いた正田耕三さん(63)らが講師を務め、美作地域から集まった小中学生約80人が、一流の指導に胸を躍らせながら汗を流した。
元阪急ブレーブスの選手でショウワコーポレーション硬式野球部GMの米村理さん(66)、同野球部のコーチを加えた計6人が講師を務めた。
小、中学生の部に分かれて行われ、中学の部の開会で正田さんは「講師は気づかせるのが仕事。みんなは気づくのが仕事。集中して頑張って」と呼びかけ、参加者はポジション別に基本を学んだ。キャッチボール、守備姿勢、内野のゴロ処理など実践的メニューにも挑戦。講師陣は動きの癖や足運びを細かく見ながら助言し、選手たちはうなずきながら真剣に取り組んでいた。
津山ボーイズ所属の中道中1年、別宮悠月選手は「プロの方の貴重な技術、経験をたくさん教わった。しっかり吸収して生かしたい」と笑顔で話した。

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