津山市立の小中学校全35校で27日、2学期の始業式が行われた。長い夏休みを終えて再会した友人たちと楽しく語らう児童や生徒たちの元気な姿が校内にもどってきた。
加茂小学校=岡山県津山市=では全校児童121人(男子71人、女子50人)が体育館に集合。田村智典校長は2学期の心得として「苦手なこと、できないことを避けずに前向きな気持ち、強い心を持ってチャレンジしてほしい」「自身で目当てを決めて取り組むには、早寝早起きをして朝ごはんをとるなど良い習慣を身に付けることが大切」などと呼びかけた。
式の後、5年生(21人)の教室では担任の中島汐音教諭(26)が2学期で取り組む学校行事や勉強についてふれ、「最終的なゴールとそれを達成するのに必要な“目標”を決めて、本気で取り組んでほしい」と物事を成し遂げるには地道な努力を重ねていくことの大切さを話し、児童たちは静かに耳を傾けていた。
その後、夏休みの宿題を回収。子どもたちは風景画や動物画、コンクールに提出するポスターなど期間中に熱心に描いた絵をはじめ、自主的に取り組んだ学習の成果を提出した。
内田慶一郎君(10)は「家族で映画館に行くなど楽しい思い出も作り、大変だった宿題も終わらせた。すっきりとした気持ちで2学期が迎えられて良かった。2学期は字をきれいに書くことを目標にして頑張りたい」と意気込みを語った。
