「街頭紙芝居」を復活させて地域で披露している高野本郷の先本廣司さん(71)が3日、河辺小児童クラブ(国分寺)を訪れ、約70人が昔ながらの娯楽に親しんだ。
先本さんは手作りの木製舞台を載せた黒色の自転車とともに、昭和の”芝居おじさん”を再現した服装で登場。手描きの3作を上演した。
絵を見て答えを当てるなぞなぞで盛り上がり、いじめの防止を呼びかける作品に続いて、昔の子どもたちが夢中になった「黄金バット」の始まり。巧みに声色を変えながら「正義の味方参上!」「疾風(はやて)のように現れて―」といったせりふを織り交ぜ、太鼓などで雰囲気を演出して子どもたちを引き込んだ。
2年の松本有希さん(7)は「なぞなぞがとても楽しかった。絵も話し方も太鼓も上手でおもしろかった」と話していた。
先本さんは美作市の湯郷温泉、学校、児童クラブ、町内の催し、老人施設などで出張公演を行っている。
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子どもたちを楽しませる先本さん