樫邑小学校=岡山県真庭市樫西=の児童が27日、地元特産の「樫西和紙」を生産する工房を訪ね、職人に教わりながら昔ながらの紙すきを体験した。
1~5年生の全校児童9人が樫西和紙工房=同所=を訪問し、職人の小川秀雄さんに教わりながら挑戦。地元産のミツマタの繊維などが入った溶液を木の枠にすくい、均等な厚みになるよう慎重な手つきで揺らして紙をすいていった。
作業する子どもたちの表情は真剣そのもの。すき終わると「きれいな紙になるよう頑張った」「難しかったけど楽しかった」と笑顔で話していた。
同校では1年生の時から紙すきを体験するなど、和紙づくりを学習している。
児童がすき上げた和紙を使って、7日に地域の人たちとしおり作りを実施。16日開催の創立150周年記念「樫邑きらきらフェスティバル」で訪れた人たちに配る予定。
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