全国でも珍しい四角い「角土俵」のある勝央北小学校(岡山県勝田郡勝央町植月中)で4日、「角力(すもう)大会」が開かれ、豆力士たちの気迫あふれる取組に観衆が沸いた。
1年生が手作りの化粧まわしを着けて土俵入り。続いて全校児童202人が紅白に分かれて男子は上半身裸になり、学年別に対戦した。
児童たちは、自らの名前をモチーフに考えたユニークな四股名で呼び出しを受けて4メートル四方の土俵に上がり、真剣な表情で見合って“はっけよい”。クラスメイトや保護者から「頑張れ!」「いけー」といった声援が飛ぶ中、まわしをつかみ合って踏ん張りを見せるなどし、大きな歓声があがった。
初めて土俵に立ったという1年生の森本陽菜乃ちゃんは「かわいく作ったまわしで勝ててうれしい。また来年もやりたい」と話していた。
角土俵は江戸時代中頃まで丸い土俵と併せて各地で使われており、同校では約500年前から続く地域の伝統を受け継いでいる。
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