第103回全国高校野球選手権岡山大会は15日、1、2回戦7試合がエイコンスタジアムなどであり、美作地域勢は、津山が2回戦進出を決め、林野は敗退した。
津山は、17日にマスカットスタジアムで和気閑谷と戦う。
【1回戦(15日)】
〈エイコン〉
林 野
100000000 1
00000102× 3
倉敷南
(林)安井、遠藤敬―遠藤創
(倉)藤井、西山―鶴?
▽二塁打=大寺蒼(林)、藤原(倉)
○…林野は、好調な滑り出しをみせたものの、倉敷南の終盤の追い上げを阻止することができなかった。
1回に先頭打者の遊撃手・大寺が二塁打を放ち、5番の中堅手・和田の単打で1点を先制。2回以降6回までに計5本の安打などで好機をつくるも生かし切れず、同点で迎えた8回裏、2死満塁の窮地をしのげず逆転を許した。
先発投手で6回に降板するまでに8三振を奪った安井理雄主将は「投球に悔いはないが、終盤は皆打ちたいという気持ちが出過ぎて大振りになった。後輩には打撃で勝てるチームを目指してほしい」と話した。
津 山
113000200 7
130001000 5
備前緑陽
(津)加藤、栗栖―道慶
(備)福田―永井
▽本塁打=道慶(津)▽二塁打=平賀、井上、安東(津)、小橋祐(備)
○…津山は、本塁打が出るなど打線が奮起し、備前緑陽の猛追を振り切った。
本塁打が出たのは2―4で逆転された直後の3回。2四球で走者が出ると、前打席を三振で終えていた5番の捕手・道慶が、内角低めの2投目を豪快にすくい上げ、レフトスタンドに3点本塁打を放った。6回に同点にされたが、7回に3番の右翼手・安東、5番の三塁手・菊谷の適時打で突き放した。
公式戦初本塁打だったという道慶は「走者をなんとか帰したいと思っていた。これまでに打ったことのない感覚で気持ちが良かった」と振り返り、2回戦に向け「平常心を保ち、いつも通りに打席に立つ」と語った。
P?
3回、逆転の3点本塁打を放つ津山の道慶(津山―備前緑陽)
全国高校野球選手権岡山大会
- 2021年7月16日
- スポーツ