学問の神として知られる菅原道真をまつる八出の八出天満宮で9日、とんど祭り(同神社主催)が開かれ、地域住民たちが持ち込んだ正月飾りや古いお守り、絵馬などをたき、一年の無病息災を願った。
同所や東新町、西新町の住民ら約30人が参加。今年の年男・年女2人が火を付けた後、子どもらは赤々と燃える火の中に書き初めや願い文などを入れた。舞い上がる紙を見上げて「ずいぶん高く上がった。願いごとがかなうといい」と喜ぶ人もいた。神事の後には、灰を額につけ、厄除けや健康を祈り、焼いた餅などを味わった。
林田小3年・須江恵さん(9)は「習字が上手くなるようにと願った」。姉の同小6年・彩乃さん(11)は「書き初めで書いた字のように希望ある年になればうれしい」と話した。
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書き初めを火の中に入れる子どもら
八出天満宮 とんど祭り
- 2022年1月12日
- 祭事・神事・法要