前岡山県津山市文化連盟会長の八木芙佐子さん(82)=小田中=は、自身が作詩したオリジナルの童謡曲を収録したCD「こころはひとつ」を作った。子どもたちが童謡に親しみ、心豊かに育ってほしいと、市内の保育園、幼稚園、認定こども園33園に寄贈する。
八木さんは「童謡
とっくんこの会」の会員として長年、童謡詩を書いてきた。「あめふり」「紙ひこうき」「おふろ」「野原いっぱい」など、自然や親子のつながりを題材にした作品を詠んでいる。
会のメンバーの高月啓充さんらが詩に曲をつけ、津山市在住の大島良子さん(ソプラノ)が歌い、安藤毬衣さんがピアノを担当。心温まる詩に、やわらかな曲調と澄んだ歌声が調和している。20曲収録し、ジャケットには八木さんのクレイアート作品を載せた。
6日に山北の津山・すこやか・こどもセンターで贈呈式が行われ、八木さんが飯田早苗こども保健部長にCDを手渡した。飯田部長は「温かい思いのこもった童謡曲集をありがとうございます。津山の子どもたち、保護者にも聴いてもらいたい」とお礼を述べた。
八木さんは「子どもたちのために日本の美しい言葉、情景を残したいと思い、童謡詩を書いてきた。日本の心を歌った童謡を情操教育に役立ててもらい、健やかに育ってほしい」と話している。
CDは公立、私立の全園に1枚ずつ配られる。
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童謡曲集「こころはひとつ」を作った八木さん