希望高等学園津山校は公務員講座を同校=津山市大手町=で開き、1〜3年の7人が職業意識を高めた。
昨年度まで真庭市の正規職員で現在は会計年度任用職員の瀧﨑太さんが講師を務めた。国家公務員と地方公務員の違い、仕事の領域、仕事をする上で必要なことなどについて説明。「公務員の仕事とは人のためになる仕事という思いを持つことが基本」とし、「公務員の事務的な仕事は基本的には誰でもできる」「1万時間、仕事を行えば、ものになる」「1万時間を1日8時間の勤務で割って考えると、5年になる」など、生徒に夢や自信を持って頑張ってほしいという思いを込めて話した。
キャリア教育の一環として初めて企画。3年担任の瀧﨑真以さんは「地域の協力のもとで実現した。生徒には、最前線のプロに出会うことで今後の進路につなげていきたい」。1年の影山惣ノ介さんは「自分に向いていないと思っていたが、受講してからイメージが変わり、仕事の幅が広いことが分かった」と話していた。