冬場の道路整備に 雪氷作業車両の出動式 津山IC内で/岡山・津山市

経済・産業 冬に備えて出発する雪氷作業車両=岡山県津山市で
冬に備えて出発する雪氷作業車両=岡山県津山市で
         

 高速道路で除雪などの作業を行う雪氷作業車両の出動式が10日、岡山県津山市河辺の津山インターチェンジ内駐車場(津山高速道路事務所内)で行われた。19台が16日~4月10日の146日間、中国、岡山、米子道で冬場の道路整備に備える。

 式にはNEXCO西日本グループ関係者や、県警高速隊・北部方面隊の隊員ら80人が出席。神事で中山神社の横林一彦権祢宜(ごんねぎ)が安全を祈願した後、八田匡伸津山高速道路事務所長が「最新の気象予測を注視し、準備の徹底をお願いしたい。作業は人命を最優先に大規模な車両の滞留を回避、スタック車両の早期発見と移動、他の交通管理者や高速道路事務所との情報共有、道路を利用する人たち、そして自らの安全も確保して万全の体制で行ってほしい」とあいさつ。高速隊のパトカーの先導で除雪車、溶液散布車など計9台が出発した。このほか凍結防止剤散布のデモンストレーションが行われた。

 同事務所の管理区間は県の美作岡山道を含めて約115キロ。昨年度は2月を中心に強い冬型の気圧配置が継続する時もあり、降雪日数は46日(前年度23日)で、作業は73日(同41日)行い、凍結防止剤は2302トン(同1213トン)を使用した。

 本年度の冬も例年並みの降雪が予想される。八田所長は「ドライバーのみなさんには最新の交通情報の確認と、雪道では冬用タイヤの装着とチェーンの使用、普段よりも速度を控えめに、緊張感を持って安全な走行をお願いしたい」と呼びかけている。

交通安全を祈願する出席者たち
交通安全を祈願する出席者たち


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