岡山県津山市の妙勝寺で31日、年越し水行が行われ、岸本康学住職(39)ら男性6人が冷たい水を頭からかぶり、心身を清めて新年を迎えた。
歳末報恩会とおたき上げ供養、除夜の鐘に続いて、岸本住職と小学6年生から大人までの参加者がふんどし姿で境内へ。水行肝文(かんもん)という経を唱えた後、気合いとともに手桶にくんだ水を勢いよく何度も浴び、1年のけがれを払った。訪れた檀家や住民らは水しぶきを散らす勇壮な姿を見守った。
初参加という西小学校6年・潮咲太郎君(12)は「水は冷たかったけど、2、3回で慣れてきた。今年はスポ少や勉強を頑張りたい」と話した。
この後、境内の最上稲荷堂で新年祝祷会(しゅくとうえ)が行われ、参拝者の家内安全や身体健全などが祈願された。
今年も水行を開催予定で、誰でも参加可能。問い合わせは同寺へ。