出水期・台風シーズンに備えて岡山県津山市は23日、市内公民館館長と市職員を対象にした「避難所設営運営訓練」を津山総合体育館で行い、有事の際の対応を再確認した。
津山市内25地区において災害発生現場の状況を本部に連絡する「情報連絡員」や防災担当の職員ら計100人が参加し、市危機管理室の5人が指導した。
参加者は3グループに分かれて役割を分担し、避難者を受け付けたり、段ボール製のベッド、間仕切り、トイレ用のテントなどを設置したりと迅速に設営を進めていた。また、新型コロナウイルスといった感染症まん延防止も視野に入れ、体調不良の人への対応についても学んだ。
市危機管理室の山下幹芳室長は「避難した人たちがストレスを感じないようにしていくのも大切。繰り返し取り組んでいくことで職員たちに浸透していくようにしたい」と話していた。