岡山県津山市西寺町の愛染寺で13日、境内に咲き誇るボタンをモチーフにした華やかな「切り絵御朱印」の授与が始まった。大きなハートマークの周りには繊細で美しい花柄の切り抜きが施され、参拝客の目を楽しませている。
昨年実施した際に好評を博し、デザインを一新して開始。大きさは縦横約15センチで、真ん中には慈悲の心で人々の願いをかなえるという同寺の御本尊「千手観音」を表す梵字(ぼんじ)の金印があり、神聖な雰囲気を醸し出している。裏面には折り筋が付いており、御朱印帳の見開きの中央にきれいに貼り付けることもできる。
志納料は1枚1200円で、現在黄色とピンク色の2種類を用意。郵送も受け付けている。
豊福晃正住職(61)は「みなさんに喜んでもらえたらうれしい。境内では4月中旬から5月上旬にかけて約130種類のボタンが咲くので、これを機に知ってもらい、お越しいただけたら」とPRしている。
また、11月5日から26日まで、毎週日曜日に来年のえと・辰(たつ)などの「吉祥飾紙」を作る切り絵体験教室が同寺で開かれる。費用は1人500円で受け付けている。
問い合わせは、愛染寺(TEL:0868-22-3059)。