岡山県真庭市蒜山中福田のひるぜんジャージーランドで28日、ジャージー牛の放牧が始まり、蒜山高原を象徴する情景として観光客の目を楽しませている。
初日は、蒜山酪農農業協同組合の牛舎で育てられている1歳の雌牛9頭が、上蒜山を背景にした牧草地に放された。この牛たちが外に出るのは初めてで、斜面を元気に駆け回ったり、青草をはんだりしてのびのびと過ごしていた。
いずれも秋以降に出産を控えており、放牧はお産に向けた体力づくりなどが目的。11月上旬まで牛を入れ替えながら行われる。
同組合の中村貢易生産課長は「牛たちも広い場所に出て気持ち良さそう。ゴールデンウイーク中、かわいい牛たちが待っているので、ソフトクリームなどを味わいながら景色を楽しんでほしい」と話している。
