岡山県勝田郡奈義町の介護予防施設「ウォーキングプール」(同町豊沢)の利用者が24日、40万人を突破した。2003年4月のオープンから21年7カ月での達成。
40万人目となったのは、午前10時前に訪れた同町豊沢の阪口惠子さん(83)。くす玉を割り、奥正親町長から花束、施設を運営する町社会福祉協議会・森藤文典会長から年間フリーパスが贈られ、「オープンした年から主人と一緒に通っている。いつも楽しみにしており、これからも続けたい」と話した。
同プールは高齢者の健康増進などを狙いに整備され、トラック状の温水歩行用プールは1周25メートル(水深1メートル)。足腰に負担の少ない水中運動により下半身の筋力を鍛えられる。水着で利用できるジャグジー、打たせ湯もあり、血行促進、疲労回復に有効なマイナスイオン水を使用。
町こども・長寿課は「近年は年間2万2000~3000人で推移し、利用者のうち町民が約7割、津山市、勝央町など町外が約3割」としている。
同プールの利用時間は午前9時から午後9時。料金は1回400円(町民半額)、11枚つづり回数券4000円(同)。休館日日曜日。
問い合わせは、ウォーキングプール(TEL:0868-36-8811)。