剣道久米中女子 全国大会へ

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久米中学校(南方中)の剣道部女子が第59回県中学校総体の団体の部で44大会ぶりに優勝し、全国中学校体育大会(8月20日、神奈川県川崎市)への切符を手にした。選手たちは「今まで戦ってきた選手や先輩たちの思いを背負って、上位入賞をめざしたい」と闘志を燃やしている。
 メンバーは主将・北本凪沙選手(3年)、山本彩音選手(同)、石原陽香選手(同)、石井心選手(2年)、山本咲蘭選手(1年)、北本花帆選手(同)、石原まどか選手(同)の女子部員全員。7人中3組が姉妹で団結力の強さが最大の武器という。
 20日に倉敷市の水島緑地福田公園体育館で行われた県大会には、各地区予選を勝ち抜いた27チームが出場。1回戦シードの久米は、2回戦・倉敷東に5―0、準々決勝・多津美に3―0で勝利。準決勝では就実と対戦し4―1で決勝に進出。勝央との美作勢同士の対戦となった決勝は、稽古の成果と実力を発揮して4―0で快勝した。部員たちは「1本取られても気持ちを切り替え、冷静に相手の動きを見て返し技をだした」と振り返る。
 部活動では男子部員4人とともに、「打ち込み」「足さばき」など基本を徹底して練習。また、部内で模擬試合を行い、互いの欠点を指摘し合い、技に磨きをかけている。さらに、スポーツ少年団に参加したり、自主トレーニングもして毎日鍛錬を行っている。
 北本主将は「3年生はこの大会が最後になる。良い点を伸ばし、悔いの無いよう、心をひとつにして頑張りたい」。石井さんは「3年生の後を立派に引き継げるよう、堂々とした試合をしたい」と意気込む。
 部活動指導員として5年目になる村上大介監督(67)=油木北=は「母校の剣道部を全国大会に導くことができ、うれしい。切磋琢磨して成長してきたチームなので、全力で励めば、好成績を収められる」と話す。

全国中学校体育大会に出場するメンバー=久米中剣道部提供


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