西小学校=岡山県津山市=の創立100周年を記念した児童による発表会が1日、同校で開かれた。「100年後も豊かなまち『津山城西』へ」を目指し、学習で取り組んだ11プロジェクトの実践報告を地域の人たちに行った。
9月から地域の未来を考える探究的な学びとして、4~6年生88人が「食」「観光」「つくる」のテーマごとにグループを作り、見学やインタビューなどを実施。自分たちで見つけた地域課題の解決策も交え、子ども目線から多彩なアイデアを発表した。
各グループが舞台に上がり、津山産小麦100%のバウムクーヘン、スイーツ、手作りキムチ、子ども向けのお弁当、空き家の活用、駄菓子屋さん作り、お土産作り、レーザー彫刻を使った100周年記念品などを説明。
この日から期間限定で市内アイス店で販売が始まった津山産サツマイモのアイスクリーム、子どもにも見やすいよう工夫した地域の探検マップなど、城西地区を盛り上げる取り組みが次々に披露され、保護者や住民から大きな拍手が送られた。
このあと屋外のブースで子どもたちが考えた食品の販売、イートインできるカフェが行われ、訪れた人たちは列を作って並び、子どもたちの学びの成果を実感していた。