創立60周年を迎える岡山県津山市の津山高専で4日、記念植樹式が行われ、学校関係者ら14人が梅の苗木を植えて祝い、これから先に向けて気持ちを新たにした。
式には岩佐健司校長をはじめ、末澤俊一同窓会長ら来賓を含めて14人が出席。岩佐校長が「本校は地域のつながりを大切にし、学生とともに進化していく」などとあいさつした後、出席者はスコップを手にし、紅梅と白梅計2本の苗木に土を被せていった。
「梅の花は長い冬の寒さに耐えて、春の早い時期に花を咲かせる。学生も同じく本校で5年間勉強に励み、自身の人生、日本の産業界に立派な花を咲かせてほしい」と岩佐校長。この日は文化祭・弥生祭が開かれており、4年ぶりに軽食を販売するブースが並び、地域住民や卒業生らが集まり、活気づいていた。
本校は1961年に高等専門学校制度が発足された後、国立学校設置法の一部を改正する法律により、1963年に開校。現在5年制の総合理工学科と2年制の専攻学科があり、留学生を含めて学生数は計871人(総合理工学科835人、専攻科36人)。