本年度日本相撲協会秋巡業「大相撲真庭場所」(27日、白梅総合体育館開催)を控え、東京都から同協会の構成役員(年寄)で境川部屋の出来山哲博親方(38)が19日、視察のために岡山県真庭市を訪れた。本番に向けて「観客のみなさんに迫力のある取組を実際に見てもらいたい」と意気込みを語る。
2014年以来9年ぶりで3回目となる今回の真庭場所では、第73代横綱・照ノ富士をはじめ、力士総勢100人が出場予定。土俵でぶつかり合い会場を盛り上げる。真庭市出身の兄弟、兄の真庭山(本名・横山新さん)=序二段=と弟の祥乃山(本名・翔大さん)=序ノ口=も出場予定。
この日は、会場となる白梅総合体育館や湯原地域で力士が泊まる施設を視察。「自然が多く風情があって魅力的な町。自分の地元と似ていて懐かしい感じがする」「会場となる体育館も広くて多くの人が観覧できるのはうれしい」などと話した。
今回の巡業に対して出来山親方は「巡業はさまざまな部屋の関取らが集まり稽古も出来る場所で、若い力士にとっても勉強となり、気合いも入っている」と述べた。「普段はみられない稽古の様子のほかに、催しも予定しているのでぜひ会場に来て楽しんでほしい」とPRしている。
当日は午前9時に開場し、稽古を公開した後、幕下の取組を開始。午後1時半に幕内と横綱が土俵入りし、3時ごろに打ち出し(終了)となる。
現在購入可能なチケットは、溜席(たまりせき)S1万4000円、溜席A1万2000円、桝席(ますせき)S(2人分)2万2000円、桝席A(2人分)2万円、1階イス席S9000円、同席A8000円、2階イス席6000円。お茶付きのお弁当券は消費税込みで1500円。
同館のほか、久世エスパスセンター、真庭あぐりガーデン、湯原温泉ミュージアム、道の駅がいせん桜・新庄宿、大相撲真庭場所実行委事務局(エス・ジー・エッチてしま薬局内)などで販売中。一部の席はローソンチケット(Lコード61572)でも購入できる。また、当日もチケットを販売している。