加茂地域で15日、地元青年有志によるサプライズ花火が打ち上げられ、大輪の花が夜空を彩った。
新型コロナウイルスの影響で「かもの夏まつり」などのイベントが中止となる中、地域の人たちに少しでも喜んでもらおうと、昨年に続いて実施。予定していた14日が大雨に見舞われたため、翌日に順延した。
日本一遅い時間に始まるといわれる同まつりの花火の時間に合わせ、午後9時50分にスタート60発が次々と打ち上げられ、赤や青、緑の光が夜空を焦がした。親子連れや若者らがうっとりと見上げ、「迫力があった」「花火大会は中心になったけど、近くで見ることができてうれしい」といった声が聞かれた。
青年有志の一人は「夏まつりの花火の伝統を途切れることなく、今年もつなぐことができて良かった。地域のみなさんに喜んでもらい、明るい気持ちになってもらえたらうれしい」と話した。
p
夜空を焦がしたサプライズ花火=加茂町桑原で