加茂小学校(加茂町塔中)の6年生は5日、地元の切り絵職人・今田俊一さん(74)=加茂町宇野=を教わりながら卒業制作に取り組み、「美作加茂駅」の風景を描いた切り絵を完成させた。
昨年から今田さんの指導のもとデザインカッターの扱い方などを学び、今年の10月8日から卒業制作に取り掛かった。地元の風景をテーマに今田さんが型紙を制作。児童32人が分担して、描かれた絵の余白を切り抜いた。
児童は「あなたは屋根の部分を仕上げる」「画用紙の黒く塗っている部分は残して、白地の所を切り落として」と今田さんの指示を受けながら、集中した面持ちで屋根瓦といった細かく描かれた部分をデザインカッターで切り取っていった。
?橋七海さん(11)は「完成した作品を見るのが楽しみだった。細かい作業が多くて大変だったけど、小学校最後の思い出にみんなの気持ちがこもった作品が出来てよかった」と話した。
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今田さんに教わりながら卒業制作に取り組む加茂小6年生
加茂小学校6年生、卒業制作に取り組む
- 2020年11月7日
- 教育・保育・学校