物見北観音堂=岡山県津山市=で20日、百万遍供養が行われ、地元の住民ら20人が参加し、疫病退散や安隠無事などを願った。
福善寺=津山市=の新城密雄住職(80)
が訪れ、「南無大師遍照金剛」と真言を唱えた。参加者は3密を防ぐため、本堂の前の広場に円になって座り、長さ20メートルほどの2重の数珠を回した。100年以上前から続く恒例の行事。本堂には千手観音が奉納されている。
物見町内会長の西矢勘策さん(67)は「コロナ禍で大変な時だからこそ、一刻も早く終息するようにしっかりとお祈りをしたい」と
話した。
同本堂は加茂郷八十八ケ所の27番札所であり、春や秋には巡礼が行われている。
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数珠を回す参加者