北川久さん/岡山・津山市

ひと
         

 「子どものころから親しんできた八出天神伝説と真剣に向き合った。何が正しい歴史かを解明したかった」
 本日〝日付本紙〟面で八出天神に関する研究成果を発表した北川久さん(80)はそう話す。「一番起源の古い天神様は津山にあることが解明できた。津山の宝です」。
 2012年に八出天満宮=岡山県津山市=の宮総代長として、60年振りの本殿屋根などの大改修を手がけたのを機に、同宮の資料収集と「八出天神」の研究を開始。
 公的伝承と地元伝承の違いに着目し、関連資料を基に調査・研究を続け、今回の発表に至った。他に同宮神主家系譜、同宮奉納絵馬(書画額)に関する研究にも取り組んでいる。
 元県職員(獣医師)で、「納得するまで調べる」がモットー。「今後もなぞ解きに挑戦し、一石を投じたい」。


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