やよい保育園(岡山県津山市勝部)で9日、陶芸教室が開かれ、年長児36人が卒園記念のペン立て作りに挑戦した。
窯があるなど陶芸が盛んな同園で、2006年から続く恒例行事。近藤彰理事長(71)をはじめ職員12人が先生役を務めた。信楽焼の粘土を使い、園児たちは円筒形の木に張り付けて形を整え、思い思いにへらで絵や模様を描いていった。
余った粘土でアンパンマンをつくったり、上部を好みの形にするなどして工夫し、世界に一つだけの個性あふれる作品が完成。上田晃生ちゃん(6)は「好きな模様をたくさん描いた。赤と黒と白と青のしましまに塗りたい」とにっこり。
作品は乾燥させた後、園内にある電気窯で素焼き。次に釉(ゆう)薬を塗って本焼きし、3月23日の卒園式で園児たちに手渡す。