津山郷土博物館ミニ企画「博物館探検」が13日、岡山県津山市山下の同館で始まり、親子連れらが探検家気分で館内を巡りながら提示されているクイズに挑戦している。9月29日まで。
津山の歴史に触れ、親しみを持ってもらおうと初めて企画。各階に展示されている資料を見ながら全5問を解いていく内容で、問題は津山城の模型の中にまぎれこんでいる同館キャラクター「鶴若」や絵図の中に描かれている人物や動物を探すなど幼い子どもたちも楽しめる。
3階では津山藩の大名行列の様子を描いた明治17年ごろの「拾万石御加増後初御入国御供立之図」全7点が8年ぶりにお目見え。合わせて全長13メートルの作品からは総勢812人の従者たち一人ひとりの姿や持っている道具が見て取れ、当時の様子をうかがうことができる。そばには図画に描かれた一部の道具の実物を展示している。
家族で観光に来た広島市に住む公務員・倉本光さん(37)は「貴重な資料をこんなにたくさん所蔵しているとは思わなかったので驚いている。とても見応えがあり来てよかった」と話していた。