鏡野町生涯学習課主催の博物館体験講座「鋳造体験 鏡を作ろう」が7日、岡山県苫田郡鏡野町竹田のペスタロッチ館で開かれ、小学生たちが古代鏡を模したミニチュア制作を楽しみながら日本古来の金属加工技術にもふれた。
博物館体験講座は、郷観音山古墳=同町下原=をはじめ、弥生、古墳時代の古墳が点在する町の深い歴史と民俗に興味を持ってもらおうと年5回程度実施している講座で、今回は同町と津山市内の小学5、6年生7人が参加。
生涯学習課の日下隆春さん(53)ら職員が講師を務め、「三角縁神獣鏡」「内行花文鏡」「方格規矩鏡」に似せた鋳型を用意して作り方を説明。熱に溶けやすく冷めるとすぐ固まる合金を鍋に入れて約180度の熱で溶かした後、「液体状になった金属は手を止めずにいっぺんに型に流し込まないと、きれいな形ができない。とても熱いので気を付けてほしい」と助言をしながら手本を見せた。
指導を受けた子どもたちは手袋をはめて早速挑戦。初めての作業に緊張しながらも慎重に取り組んでいた。固まった金属は鋳型から取り出し、時間をかけながら丁寧にやすりで磨き、鏡面を仕上げていった。
北小学校5年生・福島祐大君(11)は「全て手作業で行うのは大変だけど、鏡がきれいに出来上がってくる様子を見ると楽しくなった。体験することで古代の人が物を作る時に行った工夫や知恵が分かる」と話していた。
