岡山県津山市で「二宮の史跡と文化財の保存と活用を進める会」が発足した。二宮地域の史跡や文化財を後世に継承するとともに、地域の活性化につなげる。
2020年度に文化庁から認定された市の「文化財保存活用地域計画」の支援団体として立ち上げた。同計画では、未指定を含めた文化財をまちづくりに生かすとともに次世代に引き継ぐため、地域社会総がかりで取り組むことなどをうたっている。
同地域には高野神社や立石家、美和山古墳群など多くの文化財や史跡があり、会ではこれらの保存やさらなる活用を図る計画。先月25日に二宮公民館で発足会があり、会長に東城達彦さんを選んだ。今後、勉強会を開くなどしながら、具体的な事業や取り組みを検討していく。事務局は同公民館に置く。
東城会長は「二宮地域の歴史や文化財を改めて掘り起こし、後世へとつないでいきたい。皆さんの協力を得ながら地域の発展と盛り上げに寄与したい」と話している。