吉井川漁協 本支流へ稚魚放流

自然 稚アユを放流する漁協組合員=楢の加茂川で
稚アユを放流する漁協組合員=楢の加茂川で
         

 吉井川漁協(松田安弘組合長)は11日、管内の吉井川本支流に稚アユ約3万7000匹を放流した。6月19日の釣り解禁に向け、来月にかけて計約13万匹を放つ。
 この日の稚魚は鳥取県日野川産の人工ふ化魚で体長10㌢、9㌘平均のサイズで、本流上流部と加茂川、香々美川に配分。このうち加茂川の約1万1000匹は、楢の桜橋付近と川崎の兼田橋付近に分けて組合員たちが車の生けすから専用ホースやバケツで放ち、早瀬に勢いよく泳ぎ去る魚影を見送った。
 松田組合長は「解禁1週間前には約3万匹の成魚放流も予定している。カワウ対策に力を入れ、冷水病の発生も管内でここ数年ないので解禁に期待してほしい」と話している。

稚アユを放流する漁協組合員=楢の加茂川で


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