岡山県津山市の吉井川漁協(松田安弘組合長)は18日、同県鏡野町の吉井川本支流に稚アユ約2万5000匹を放流した。6月18日の釣り解禁に向け、来月にかけて計約15万匹を放つ。
この日の稚魚は鳥取県日野川産の人工ふ化魚で体長10センチ、8グラム平均のサイズで、本流上流部と香々美川に配分。このうち本流の約1万3000匹は、7カ所に分けて組合員たちが車の生けすから専用ホースやバケツで放ち、早瀬に勢いよく泳ぎ去る魚影を見送った。
松田組合長は「解禁前の2週間に約3万5000匹の成魚放流を予定している。カワウ対策に力を入れ、冷水病の発生もないので解禁に期待してほしい」と話している。