鏡野町円宗寺の吉祥寺(山内大梁住職)は、寅(とら)年が縁年とされる本尊の毘沙門天王をあしらった「特別御朱印」を作った。従来の姿絵と、アニメキャラクター風のイラストがあり、参拝者に頒布している。
約1400年前、聖徳太子が奈良の信貴山で毘沙門天を感得したのが寅年、寅の日、寅の刻とされることにちなみ、美作八十八カ所霊場で唯一、本尊にまつる同寺が限定品として考案。
勇ましい姿絵は、山内住職の妻で尼僧の祥與さんが1985年の本堂落慶法要の際に描いた作。イラストは岡山市在住のイラストレーター・鯨蛸(いさなしょう)さんによる現代感覚の中性的なイメージの作で、カラーと線画のタイプもある。それぞれ「令和四年寅年」「福徳開運」といった筆文字が印刷され、A5サイズとA6サイズを用意。納経料は各300円。
山内住職(48)は「コロナ禍で何かと大変な時だが、四天王で武徳随一、七福神の一人でもある毘沙門様のご加護、福徳を受け、参拝された皆さんの運が開けますようにと願いを込めた」と話している。
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毘沙門天王の「特別御朱印」と吉祥寺の山内大梁住職
吉祥寺 特別御朱印 制作
- 2022年2月12日
- 歴史・文化