岡山県津山市の千代稲荷神社で1日、恒例の初午(うま)祭が開かれ、参拝者は商売繁盛や家内安全、コロナ禍の収束などを祈願した。
同神社奉賛会や町内会の人たちが集まり、宮司代理の田渕啓之さんが神事を執り行った。住民の健康や地域の繁栄などの願いを込めて祝詞を奏上。参拝者が一人ひとり玉ぐしをささげた。
84歳の男性は「みなさんが元気に過ごせるよう、健康を一番に願った」と話していた。
同神社は934(承平4)年に鶴山八幡宮の摂社として建てられたとされ、1683(天和3)年に現在の場所に移築された。祭りは旧暦で立春を過ぎた初午の日に毎年行っている。