喬松小学校の3年生が地域住民と協力して作ったイルミネーションが4日、中北上の少林寺(清涼晃輝住職)でともされ、色とりどりの明かりが夜の境内を彩っている。14日まで。
赤、青、黄、緑などのLED電球約6000個と「あかりの花」と呼ばれる手作りランプ250個が階段と山門に飾られ、本堂の周りでは漢字やイラストを描いた竹灯籠150個が柔らかい明かりをともしている。
総合的な学習の一環として、児童9人がコロナ禍で暗い気分になる中、地域の人を和ませようと取り組んだ。地元の人からアイデアをもらいながら、道具を借りたり設置場所を決めたりするなど、話し合いをした。木原亮さん(38)=中北上=は「3年生が地域のためにがんばってくれて感謝している。とても気持ちが晴れやかになった」、息子の丈ちゃん(5)は「とてもきれい」と喜んでいた。
清涼住職は「飾り付けなど一生懸命取り組んでくれて感心した。きらびやかなイルミネーションが訪れた人たちの気分転換になれば」と話した。
点灯は午後6時から午後8時まで。
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階段を彩るランプを眺める子どもたち