津山市内の小中学生を対象にした「図書館を使った調べる学習コンクール」(市主催)の入賞作品が決まり、8人と2団体の表彰式が30日、新魚町の市立図書館で開かれた。
子どもの郷土愛や課題解決能力を養うのを目的に実施し、8回目。12小学校から224作品が寄せられた。
市長賞は院庄小4年・水口愛菜さんの作品「もっとしってほしいハムスターのひみつ」、市議会長賞に南小3年・日下菜穂子さんの「きのこはかせになりたい!〜ふしぎなきのこみつけたよ」、市教育長賞には北小4年・末田祐大君の「よごれと戦う水 神伝流のれきし」が選ばれた。3作品は全国コンクールの3次審査に推薦される。
水口さんは友だちの家で産まれたハムスターを譲ってもらい、初めて動物を飼うことから大切に育てるためにも、起源や歴史、体の仕組み、寿命などについて詳しく調べ、日々の細かな観察記録もつけた。分かりやすいよう写真や絵も交えている。
式では谷口圭三市長らから一人ひとりに賞状が贈られた。水口さんは「とてもうれしい。全国コンクールではたくさんの人に見てもらい、ハムスターのことを知ってもらえる機会になる」。日下さんは「キノコを見つけるのは大変だった。食べられるキノコは食べられないキノコより少ないことが分かった」。末田君は「昔、津山にはすごい人がいた。水の循環などSDGsにも絡めて調べ、自分自身とても勉強になった」と話した。
3作品は冊子にして全小中学校に配布する予定。
その他の入賞者、団体は次の通り。(敬称略)
【奨励賞】鈴木佑紀恵(加茂小4年)、大重望(北小4年)
【審査員特別賞】内山明珠(弥生小1年)、安東紗代(弥生小4年)、長船楓子(河辺小5年)、東小学校
【阮甫賞】弥生小学校
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調べる学習コンクールで入賞した8人と2団体