国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」なぎなた成年女子試合(16日)で、岡山県津山市の美作高校OGの山根千慶選手(岡山大学4年、岡山県勝田郡勝央町出身)と青井千莉選手(神戸松蔭女子学院大学4年、同町出身)が5位入賞を果たした。同競技の岡山勢入賞は2014年以来9年ぶり。さらに同高3年・金ヶ江凛選手が同少年女子試合で8位入賞と健闘した。
成年女子の試合は各都道府県代表チーム(3人1組)によるトーナメント戦。岡山は5位決定戦で地元鹿児島と対戦し、先鋒(ぽう)の青井選手は相手の一瞬の隙を突いてスネを決め先勝。中堅の水田孝子選手(44)=勝央町=も小手を決め、大将の山根選手は惜敗するも勝ち上がった。大阪との準々決勝では先鋒、中堅が敗れ、山根選手が得意のスネで一矢報いた。
少年女子の試合はブロック予選を通過した32チーム(同)によるトーナメント対。岡山は準々決勝で大阪と対戦し、先鋒の金ヶ江選手は得意のメンで攻め込んだものの5分間で勝負がつかず、惜しくも判定負け。中堅、大将も敗れた。
青井選手は「強豪チームの選手と戦い、今の自分がどこまで通用するのか分かった。5位決定戦では1本取れてよかった」、山根選手は「先鋒、中堅のいい流れを受け、存分に自分の試合に集中でき、いい打突ができた」と振り返った。金ヶ江選手は「冷静に相手を見ながら試合を楽しめた。ベスト8の結果もうれしい」と話した。