津山おくにじまん研究会の第11回歴史探訪ウオーキングが11日、城東地区で開かれ、約30人が国重要伝統的建造物群保存地区に選定されている町並みを散策し、地域の歴史を学んだ。
赤坂健太郎代表が講師を務め、汗ばむ陽気のもと山下の津山観光センターを出発。宮川大橋、旧苅田家住宅、箕作阮甫旧宅、大信寺、津田真道生家跡などを巡った。
赤坂さんは江戸期の絵図を示し「橋本町の北側にかぎ型の道路があり『袋町』と記されている。伝承ではここから対岸に向けて橋が架かっていた」「城東の町並みは出雲往来に沿って町家が連なる。1階部分のひさしの位置が隣同士でよくそろっていることが特徴」と説明。参加者は13本ある小路の名前の由来や建物の構造を聞いたり、絵図と風景を見比べたりして、まち歩きを楽しんだ。