岡山県の美作ロータリークラブ(山本裕二会長)主催の第35回「わんぱくサッカー大会」が27日、美作市の美作ラグビー・サッカー場で開かれた。勝英地域の園児たちがコートを元気いっぱい駆け回りながら試合を楽しんだ。
同市と勝央町、西粟倉村の幼稚園や保育園、こども園計11園から4~6歳児計157人17チームが出場。岡山県サッカー協会4種委員会勝英地区の指導者10人が審判を務め、ルールを教えた。
子どもたちはあいさつを交わした後、特設ピッチ(縦幅30メートル、横幅20メートル)で、ボールを追いかけて走り、相手ゴールに向かって果敢にシュートを放っていた。上手にドリブルやパスを繰り出すなど見事な連携を見せたプレーに、見守っていた保護者たちからの拍手が送られた。最後は出場した全員が同クラブからの金メダルを受け取った。
サッカーが好きだという年長組の安藤隆之介君(5)は「とても楽しみしていたのでできてうれしかった。小学生になってもずっと続けたい」と笑顔で話していた。
同大会は、園児たちの交流を図り、団結力や協調性、思いやりの心を養うことを目的に毎年開催している。山本会長(62)は「公式戦を行うコートで試合を体験するのも良い思い出になる。スポーツのおもしろさを体感してもらえたら」と語っている。