広野保育園=岡山県津山市=は、園舎北側の運動場わきに新たな遊び場「フォレストガーデン」を整備した。
地域の所有者から取得した林地のうち斜面の約700平方メートルを活用。「園内で安心して自然にふれあえる場所」「感じる つながる 考える~子どもの育つ場所」をコンセプトに、先月半ばか下旬にかけて整備した。用地代を除く事業費約90万円。
柵で囲われたガーデン内には植栽されていたヒノキの切り株を残してあり、園児たちが座っておやつを食べたり、ままごと遊びのテーブルにしたり、周囲の笹原でバッタをつかまえたりと、自由にひと時を楽しんでいる。さらに四季が感じられる工夫として、敷地内には点々と桜やモミジ、クヌギなどの若木が植栽されいる。
佐々木博園長(49)は「子どもたちが日々違う発見にワクワクし、自発的に遊びを見つける喜びを体感している。遊びが学びにつながる乳幼児期の育ちの場にとし、将来的には地域の交流の場としても活用していきたい」と話している。